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在宅アロマ&リフレ 慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者への訪問

 
患者様データ
*訪問アロマ: 2015年9月~2019年1月現在  (3年5か月間) (71回継続中)
年齢:77歳女性

*病名:慢性閉塞性肺疾患(COPD
*既往歴:肺気腫
*症状:体動による呼吸困難感が強い。
*在宅酸素療法:日中O(酸素吸入)を2L/分、体動時4L/分に増量使用。
夜間は、NIPPV(非侵襲的陽圧呼吸療法)を使用。

訪問看護師さんから紹介され、
メディカルアロマトリートメント&リフレクソロジーの施術を開始しました。

発病原因:COPDになるまで美容師をしており、ヘビースモーカーであったことが原因しています。夫と息子の3人暮らし。
60歳代で発病してから、世話をしてくれる息子に迷惑をかけないようにと思い、
病気の進行を少しでも遅らせるために、リハビリ目的でデイケアに週3回通い続けています。
 施術間隔:2週間に1度を希望し、定期的に行っています。

 施術内容は、入浴後に椅子に座ってもらい前傾姿勢で背中の施術と上肢の施術をします。
その後は、オットマンに移動し、頭皮からデコルテ、腹部、下肢全体を
メディカルアロマトリートメントとリフレクソロジーを組み合わせた、
所澤オリジナルの施術を60分します。

COPD患者さんの施術は、肩甲骨周囲や背中の緊張と呼吸筋を緩め、
胸郭を広げるように働きかけます。
「背中が気持ちいい!」と言われます。

2016年、2017年、2018年の年末を迎えるころになると、
定期受診時の血液ガス分析結果が悪くなり、そのまま3週間ほど入院しました。
退院後に必ず電話が入り「○○日に来てくれる?」と。この声を聞くと、
退院できてよかった!と、ほっとします。

 私の施術は、訪問看護ではなく有料サービスですが、長年のご希望は、
「やってもらうと次の日がとっても楽だと感じるのよ。」と言われます。

 COPD患者さんの呼吸困難感は、話が全くできなくなるほど苦しく、
「じっとしていると何ともなくお話ができるのに、
少し動くと苦しくて話せないのよ。」と言われる状況です。

 年を重ねるごとに、少しずつ症状が進行し、
入浴後にリビングに行くには19段を上がらねばならず、
酸素吸入をしながら、ヨイショ、ヨイショと上がれていたが、
今年は、途中で何回も休まないと上がれません。

 動くと呼吸困難感が強くなるので、入浴直後や階段が上れた直後に、
椅子に座り、すぐ背中のマッサージを呼吸が落ち着くまで行います。

 苦しさや辛い思いは、本人しか分かりえませんが、
少しでも楽になる方法を今後も考え続けていきたいと思います。 

 

 

日本ナースセラピストの会(第5回)のご案内

5回 ナースセラピストの会  

 

この会の活動目的は、日本ホリスティックケア研究所の主に看護師を中心とした医療従事者の卒業生・受講生に対し、職場への医療アロマの導入方法の指導を行うこと、さらに、卒業生同士の関りを深めて、心をこめた優しさのあるアロマセラピーの普及を目指すことです。

 

日本ナースセラピストの会 

http://www.aromapot.co.jp/nurse_therapist-2/

 

 

 第5回 日本ナースセラピストの会は、201916()に行います。

 

 内容

1部 14001630

①「看護師の特定行為・診療看護師について」

       上野 良子(看護師)

 ・看護大学で特定看護師の育成をしている上野さんです。

      新しい看護界の話は逃せません。

 

②「訪問看護、数分でも出来るアロマセラピーの実践」                      

       斉藤 京子(看護師)

 ・元気で明るい訪問看護ステーション所長の斉藤さんのお話は楽しみです。

 

③「職場でのアロマケア導入に向けて   ~勉強会の実施報告~」 

                   米森 枝里子(看護師)

 ・コツコツと着実に職場導入に向けて頑張っている米森さんのお話です。

 

④「同行取材 ~所澤先生の外来患者さんに対するアロマケア~」  

                  谷口 知加(看護師)

 ・リウマチ専門医の内科のアロマ外来で、所澤の施術を取材した報告です。

 

⑤「認知症特化型デイサービスで導入したアロマセラピー」       

                 所澤 いづみ(看護師)

  ・認知症高齢者に対し介護福祉士が、ケアとしてのアロマセラピーを指導を

     受けて導入した経緯の話です。

 

 

2部 1630~1700

情報交換会

 

参加対象: IFA認定アロマテラピーコース卒業生・受講生で、看護師など医療国家資格を有する人

 

皆様のご参加をお待ちしています。



第4回ナースセラピストの会 (2018年7月14日)

4回 ナースセラピストの会  

 


「ナースセラピストの会」
は、

http://www.aromapot.co.jp/nurse_therapist-2/ 


日本ホリスティックケア研究所の

医療アロマテラピーコース卒業生と受講生の看護師を中心とした

医療従事者を対象にした会(会長 所澤いづみ)です。

 

活動目的は、

卒業後の職場へのアロマの導入方法、

仲間同士の関りを深め、

心をこめた優しさのあるアロマセラピーを広めていくこと

 

1回ナースセラピストの会を201612月に開催し、

その後、年2回定期的に開催しています。

4回は、2018714日(土)に開催、23名の卒業生と受講生が参加


1部:勉強会(卒業生担当)

2部:側臥位による下肢の施術方法の実技(所澤いづみ担当)

を行いました。

 

1部 勉強会

①「術後患者さんへ、“アロマdeハンドケア”の実践

 

乳がん術後患者さんを中心に、アロマによるハンドケアを行いました。

 

患者さんから好評で

「優しさに触れて嬉しかった」

「これからも治療をがんばります」と言った声が

アンケートに書かれていました。


そして、患者さんだけでなく、看護スタッフからも

「部屋に漂う香りに癒された」などの嬉しい波及効果もありました。

 

 

②「アロマセラピストとしての存在と役割 

~これまでの職場での取り組みと訪問看護導入例~」

山下ゆり (写真2)

 

アロマセラピーを安全に臨床や訪問看護で行うためには、

精油の知識や症状にあわせた手技が求められ、

正しい知識とトレーニングを受けた人が、

職場の仲間に共有していく事が大切です。

 

さらに、訪問看護でアロマトリートメントを行い、

ストレスが緩和し生活が改善した事例を紹介しました。

参加者は、アロマを用いて患者さんと寄り添った話を真剣に耳を傾けていました。

 

ナースセラピストの会 山下さん 講演  

写真2:山下ゆりさんの講演

 

講演を聞いた訪問看護をしている卒業生から、

「訪問看護の現場はますます忙しくなり、

アロマを継続していくのは大変になると思います。

でも、所澤先生もおっしゃっていたように、

3分でもいいから触れていく、

アロマの力を借りて患者さんと寄り添っていく、

ということを大切にしていきたいと思います。

との言葉がありました。

 

 

第2部 実技 

〜側臥位での下肢の施術方法について〜 (写真3)

 

所澤先生から、

側臥位しかできない患者さんの下肢の施術をする場合の独自の施術方法学びました。

 

 ナースセラピスト代表 所澤さん 実技指導

写真3:側臥位による下肢の施術方法を指導

実技を実践してみせながら、


「足の裏から、その人の体全体のことを感じとることができます。

その人の足の状態をよく観察しながら触れていくようにしてください」

と話していらっしゃいました。

 

所澤先生の経験から得られた知識を通じて、

優しさをもった手技を学びました。

 

 

★第5回「ナースセラピストの会」の開催日は、

201916日㈰を予定しています。


皆さまのご参加をお待ちしています。

 














悪性リンパ腫の患者さんへのアロマトリートメント

在宅の終末期・悪性リンパ腫の患者さんへの

        アロマトリートメント

                              所澤いづみ

 

アロマの事例を紹介します。

 

在宅の終末期の脳原発悪性リンパ腫の患者です。

 

82か月(20101月~20182月現在)で、

 

206回施術をしています。

 

 

初回施術時は、ほぼ寝たきり状態で、病院医師から

 

「着地の方法を考えて下さい」と言われたそうです。

 

(※「着地方法を考える」とは、「死をどのように迎えるかを考える」という意味です)

 

 

家族は、病院治療を拒否して在宅療養を選択し訪問診療

 

が開始されました。

 

主治医から浮腫と下肢痛でアロマトリートメントの施術

 

依頼が入りました。

 

 

当初、患者さんは歩行ができませんでしたが、現在は、

 

2本を使用して家族と一緒に外出し、手芸などもして

います。

 

20182月主治医から「画像上は、マスは消失している。」と言われています。

アロマセラピーによるリラクセーション

下記は、20182月に横須賀市医師会主催のフォーラムで講演した内容をまとめ、横須賀市医師会報(H305月)に掲載されています。

ハンドトリートメントの時には、医療アロマコース卒業生の森本由恵さんと青木憲子さんが、私と一緒に指導をしました。

 

                三浦半島隣接地区在宅医療多職種連携研修会

                  ちょっと一息!みんなあつまれフォーラム

 

           テーマ:アロマセラピーによるリラクセーション

                           所澤いづみ

 

私が20歳代の若かりし看護師時代、病院勤務する中で、脳梗塞後遺症による四肢拘縮患者の体交時に苦痛を与えず、拘縮症状を少しでも和らげる方法はないかな?

と考えていました。

 

2000年に医療的なアロマセラピーに出合い、プロのアロマセラピスト&リフレクソロジストの資格を取得し、施術を行い早18年が経過しました。

 

今であれば、アロマケアで拘縮患者に痛みを与えず、拘縮を少しでも和らげることができます。

 

アロマセラピーは、大きく芳香浴とアロマトリートメントに分けることができます。

アロマの精油の香りは、脳にダイレクトに働きかけます1)

よい香りを嗅ぐことによる脳への刺激と、アロマトリートメントにおいて、

施術を受ける側と施術をする側が同時にリラクセーション効果の恩恵にあずかる

ことができます。

 

さらに、長年の患者への施術経験を通じて言えることは、心身の緊張を和らげ、

それにより痛みなどの症状を緩和することができることです。

 

その人にとって“よい香り”をかいだ時はリラックスします。しかし、鎮静作用がある精油でも個人の嗜好性の相違や偽和精油の場合は、効果は減ります。

 

なので、疲れ果てている自分を癒すときには、自分が好きな落ち着く香りを選択し、逆にパソコンにかじりつき頑張らないといけない時は、活性化する精油をティッシュに12滴たらしてかぐことも良いです2)

 

私がアロマセラピストになって心からよかったと思うことは、アロマを用いて大事な家族のケアができることです。

認知症だった両親に最期まで手足などの施術ができました。

 

脳血管性認知症の父は最期まで「生きかえるようだな」と嬉しそうでした。

 

アルツハイマー型認知症の母は、足の施術をすると5分程で気持ちよさそうに眠ってしまい、その母の顔を見ていると幸せな気分になりました。

身体に触れることで、愛おしく感じるのです。



次回は、悪性リンパ腫の患者様へのアロマケアをご紹介します。



医師会会報 チラシ2018-2



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